情報
データを駆使して、大成建設を変革していく
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データを駆使して、大成建設を変革していく
久保田は情報企画部のICTソリューション室に所属し、大成建設独自の統合データプラットフォームである「Taisei-DaaS (Taisei-Data as a Service)」を活用したデータマネジメント業務を担当している。「『Taisei-DaaS』を使って大成建設内にある様々なデータをシームレスに連携し、全社でのデータ利活用を目指しています。また部門の業務改善に向けたデータ利活用支援やコンサルティング、情報発信、社内トレーニングの開催など、“データ”を軸に社内のDX化に取り組んでいます」
INTERVIEW
久保田 理紗子
RISAKO KUBOTA
経営学部 ビジネスエコノミクス学科 卒
2022年入社
※内容は取材当時のものです
仲間と達成した地図に残る仕事
現場の声にこそ、データのヒントがある
一般的に建設業は、DX化が遅れている分野と言われている。紙の図面を使い、手作業で工事を進めるといったイメージが残っているのだろう。ところが、設計図のデータ化や建設機械の遠隔操作、3Dモデルを活用した施工シミュレーションなど、最新の技術が次々と導入されている。建設現場の最前線は、ICTが支えていると言っても過言ではない。「DXで大成建設に貢献したい」。そんな想いを持って久保田は当社の門を叩いた。
大成建設のデータを司る情報企画部は、デジタル技術やデータの利活用に関して、建設現場の生の声を求めていた。作業所にはどんな課題があり、どのようなデータがあれば現場の人たちを支援することができるのか。現場の需要に即した情報を提供するために、意見交換の場をつくりたかった。そこで企画されたのが、情報企画部主催で行われる全12支店向けのデータ利活用説明会だ。
「私たち情報企画部が取り組んできた『Taisei-DaaS』や、データ活用ツールの理解を促進しつつ、現場の生産性向上、課題解決に向けて、生の声を聞きたいと思って、説明会を企画しました」
ところが説明会開催まで、用意されたのはわずか2ヶ月。プログラムの構成や日程調整、開催の事前周知、情報系グループ会社である大成情報システム、ITベンダーとの擦り合わせなど、あらゆる準備が必要だった。また説明会参加者も、データ活用の知識や理解度には差があり、プレゼンする内容の検討も重要になる。現場から有意義な意見を引き出すために、様々な試行錯誤を行った。
「時間のない中、開催の承認を取り、情報企画部・各支店・大成情報システム・ITベンダーに協力を仰ぎました。忙しい業務の合間を縫って説明会の時間を作ってもらうことは、簡単ではありません。データ利活用の可能性を訴えつつ、どのように業務改善につながるかを伝えることで、その重要性を感じてもらえたと思います。それぞれの立場で物事を考えることの大切さを学びました。プロジェクトの推進力と、周囲を巻き込む力が身につきました」
説明会後、参加者からは様々な意見が挙がった。「作業現場は日々刻々と状況が変化するため、リアルタイムで現場の状況を把握したい」「各支店で同様に集計している定型作業を自動化したい」といった声は、今後のデータ利活用においても重要な視点になると気づかされた。実際に説明会で紹介したツールを活用し、業務効率化につながった事例もあった。
「現場の生の声を直接伺うことで、本当に困っていることは何か、欲しいものは何かを肌で感じることができました」
利用者目線に立つことで、優先的に解決すべき課題の整理や、最適なソリューション提案につながることを学んだ。これからも久保田は、データ分析の力で大成建設の企業価値向上に貢献していく。
仕事について
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仕事のやりがいは何ですか?
大成建設が目指す「経営基盤のDX」を担い、部門・支店・作業所を問わず幅広い業務領域で、経営判断や業務効率化に貢献できることが大きなやりがいです。またそれぞれの課題に対して最適なソリューションを提案できるように、時にはディスカッションを重ねたり、時には自らプロトタイプを作成したりと、アイデアをブラッシュアップさせ、具現化していく過程が面白いです。加えてITベンダーや同業他社の情報部門、異業種の方々と交流し、最新技術・事例をキャッチアップしながら知見を広げていける点も、この仕事の魅力だと思います。
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入社理由は何ですか?
世界最大級で唯一無二のものづくりを手がける企業の中で、DXを推進していきたいと考えたからです。学生時代はデータ分析やプログラミングなどを学んでおり、当初はSIerなど様々な会社のサポートをするIT企業を志望していましたが、就職活動を進める中で、より現場(ユーザー)の近くで、自社のDXを、自分の手で実現したいと感じるようになりました。そこで出会ったのが大成建設です。採用選考で接した先輩方から誠実さや仕事への情熱、人柄の良さを感じることができ、また当社グループが掲げる「人がいきいきとする環境を創造する」という理念にも共感でき、入社を決意しました。
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あなたにとって「地図に残る仕事。」とは?
私は「生活基盤を創造するものづくりの極致にある仕事」だと思っています。プロジェクトのスケールや社会的な責任が大きく、難易度も非常に高いものですが、その分、挑戦しがいがある仕事です。建設業界はまだまだDX化を進めていく余地があり、難しいからこそやってみたいという気持ちになります。情報企画部の業務は、現場で工事を進めていく仕事ではないものの、ICT技術やデータを活用することで、安全・快適で働きやすい職場を実現し、大きなものづくりに貢献していきたいと思っています。
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今後の目標を教えてください
情報分野の最新技術や事例を継続的にキャッチアップしつつ、建設に関する全社横断的な知識を身に着けたいと思っています。特に現場の業務効率化を実現するためには、当社の事業の根幹である土木・建築の業務理解を深めることが欠かせません。これまで以上に現場の声に耳を傾けつつ、自分にできることを模索していきます。また将来的には、システムやデータの在り方について、全体最適で考えることができるよう多面的な視点と高い視座を養い、全社のDXを推し進める人材になりたいと考えています。
同僚からのコメント
関口 拓希
事務(情報)
久保田さんとは、彼女が入社後の初配属で情報企画部に赴任したときから同じチームで働いています。入社前からリクルーターとして話す機会があったので、当時から非常に優秀だなという印象を持っていました。実際に一緒に働いてみても、その印象は変わらず、常に先々のことまで考えながら行動できるため、仕事の完成度が非常に高く、後輩ながらとても頼りになる人材です。今後もともにデータの力で会社を盛り上げていきましょう!
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